クレジット決済、電子マネー決済に対応したマルチ決済端末「UT-X10」発売について
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(本社:東京都千代田区、代表取締役:大高 敦、以下「TMN」)は、電子マネー決済に加えて、クレジット決済、J-Debit、ハウスプリペイド、共通ポイントなど、様々な決済サービスに対応するPOS接続型マルチ決済端末「UT-X10」を、2018年3月より発売いたします。
TMNは、シンクライアント型のマルチ電子マネー決済サービスを実装したTMNセンタと自社製端末「UT1-Neo」等の電子マネー決済端末により、現在、日本全国の食品スーパー様、ドラッグストア様、コンビニエンスストア様をはじめとした多くのリテール事業者様(2017年10月現在、約20万台端末接続実績)に、サービスを提供しております。今回の国内メーカー製造のマルチ決済端末「UT-X10」は、この電子マネー決済サービスのプラットフォームを活用すると共に、新たに磁気・接触IC・非接触ICの3種類のクレジット決済手段に対応し、同時待ち受けが可能な端末となっております。
また、本端末はSRED*1対応を予定しており、PCI-DSSに準拠したTMNセンタとの接続によりPCI P2PE*2ソリューションを提供し、経済産業省の公表している実行計画における”ASP/クラウド接続型(内回り方式)”のソリューションに対応し、非保持化相当の高度なセキュリティ管理手段を実現します。これにより、リテール事業者様が、EMVに対応したクレジットカード決済導入に際して、各事業者様に求められるPCI DSSの要件を大幅に軽減することが可能となります。

UT-X10*
*外観は予告なく変更されることがあります
仕様概要
表示 | 1.85inch / 192dot × 92dot / バックライト付きモノクロLCD |
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セキュリティ | PCI-PTS Ver5.0 取得予定 |
非接触ICカード対応 | ISO/IEC14443(Type A / Type B)、FeliCa、MIFARE(Classic、Ultralight) |
接触ICカード対応 | EMV準拠の接触ICカード |
磁気カード対応 | 手動走行式・両面同時読み取り |
上位機器I/F | USB2.0*3、RS-232C*4 |
電源供給 | ACアダプタ給電 |
動作環境 | 0~40℃ |
対応ブランドや導入に関するご案内などは、詳細が決まり次第順次発表予定です。
TMNが現在販売しております自社製電子マネー端末「UT1-Neo」は、「UT-X10」発売後も販売を継続してまいります。またすでに、POSシステムと「UT1-Neo」を接続して、シンクライアント型電子マネー決済サービスをご利用中の加盟店様においては、「UT-X10」を導入される場合に、POSシステム改修における費用・開発期間軽減が見込まれる設計となっております。
TMNは、今後もより多くのリテール事業者様に安価で安全な決済ソリューションを提供してまいります。
- ※1: SRED: Secure Reading and Exchange of Data:Payment Card Industry Security Standards Council(PCI SSC)によりクレジットカードデータを読み取った瞬間に暗号化してセキュアに転送するなどを定めたセキュリティ要件。
- ※2: P2PE: Point to Point Encryption:PCIで定めたカード情報を強力に保護する仕組み。端末からセンタまでの通信路上のデータを暗号化する。
- ※3: 2018年発売時対応ドライバは、Windows Embedded Point Of Service Ready 2009を予定しており、その他(Windows10シリーズ、Windows7シリーズ、Windows8シリーズ、Windows Serverシリーズ)にも順次対応していく予定です。
- ※4: RS-232C対応については、準備が整い次第リリースする予定です。
本件に関するお問い合わせ:
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
経営戦略部 新規サービス企画グループ
担当:政岡・吉川
お問い合わせはこちら https://www.tm-nets.com/contact/