上場1周年のご挨拶
当社株式は、2023年4月4日に東京証券取引所グロース市場に上場し、本日1周年を迎えました。
これもひとえに株主の皆様、加盟店様をはじめ、当社に関わるすべての方々のご支援ご厚情の賜物と心より感謝申し上げます。
当社は、「あらゆるデジタルデータのゲートウェイ」となることを目指し、現状のキャッシュレス決済サービス事業のさらなる拡大と並行して、決済サービス事業を基盤とする「情報プロセシング事業」という次のステージに向けて走りだしています。
人口減少や少子高齢化による働き手不足を補うため、あらゆる領域でデジタル化の動きが加速する中、私たちは、情報格差により競争力の明暗が分かれ、デジタル化に対応できない企業や地域が衰退してしまうことを危惧しており、それら社会課題に対して情報プロセシング事業をもって解決につなげていこうと考えています。
「毎日のデータがつながる時、社会は強くなる。」を事業コンセプトに掲げた情報プロセシング事業では、日々の消費行動データやモノの供給情報をマーケティングやモビリティ領域のソリューションと組み合わせることでサプライチェーンの見える化とムダの排除を推し進めており、そのひとつずつが着実に芽吹き始めています。
一方で、上場以来多くのステークホルダーの皆様のご期待を背負いながら、当社株式は昨年から下落の一途を辿り、厳しい市場環境を痛感しているところであります。この点については様々な方面から厳しいご批判やアドバイス、応援の声を頂いておりますが、当社として実行すべきは、収益力の強化と皆様にお伝えしている当社の将来像に向けたアクションを愚直に実行していくことであると認識しており、併せて、事業推進の背景にある当社の動機や斯かる事業の収益化に向けた時間軸などの情報発信に努め、企業価値の向上を実現してまいります。
今後は、より一層の事業促進に向け尽力するとともに、業績を上向かせていくことで、ステークホルダーの皆様に信頼され、広く社会に貢献できる企業となっていく所存です。
ここに謹んでご挨拶申し上げますとともに、今後ともぜひ皆様の温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2024年4月4日
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
代表取締役 大高 敦