TMNがウェブスペースを子会社化
M&AによるTMNの収益基盤拡大・補強
キャッシュレス決済サービスと情報プロセシングを推進する株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(本社:東京都中央区、代表取締役:大高 敦、グロース市場:5258、以下TMN)は、このたび、流通事業者向けシステムとコンビニ収納代行*1、物流DX事業等を提供するウェブスペース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤田 拓雄、以下 ウェブスペース)を子会社化することとなりましたので、お知らせします。
M&Aの背景と目的
TMNは、決済サービス事業のほか、決済や購買情報および非決済情報などあらゆるデジタルデータの利活用を推進・支援する情報プロセシング事業の拡大を目指し、クラウドPOSやハウスプリペイド・ID統合、マーケティングに関するサービス等を展開しております。
ウェブスペースは、1998年の創業以来、POS(販売時点情報管理)・EOS(補充発注システム)を主体としたリテールシステム(「パラレルNet」)、「MMK収納窓口サービス*2」等、様々なサービスを開発し、一気通貫のリーズナブルなサービスを展開しています。個店からチェーンストア及び本部に亘る幅広い用途で利用されており、流通事業者向けシステムに関するノウハウを蓄積してきました。ウェブスペースのPOSシステムは約3,000店舗、「MMK収納窓口サービス」は、スーパーマーケットやドラッグストアなど約1万店舗以上に導入実績があり、大手チェーン店から中小規模店舗まで幅広い顧客基盤を築いています。
今般、ウェブスペースを子会社にすることで、同社の取引先や顧客、サービス基盤を活用し、TMNの収益基盤の更なる拡大を図るほか、TMNの事業基盤の活用によるウェブスペースの事業拡大などを見込んでいます。
主な目的
- 決済サービス事業領域:約1万店舗以上の顧客基盤の活用
- 情報プロセシング事業領域:サービスや取引先ネットワーク、ノウハウの相互活用、およびウェブスペースの全国の営業・アフターサポート網との連携等を通じた事業拡大や新規サービスの創出、データの利活用・分析、人材リソースの増強
今後の展望
決済サービス事業領域においては、TMNの決済サービスとウェブスペースの「MMK収納窓口サービス」を組込むことにより、相互の取引先および収益基盤の拡大を目指します。
情報プロセシング事業領域では、まず、ウェブスペースのPOSシステムを活用することによりTMNのクラウドPOSシステムの機能開発を加速させます。また、ウェブスペースの全国5箇所の営業所によるアフターサポート網の活用で、TMNのクラウドPOS事業展開の加速を目指します。
将来的には、両社のサービス及び取引先ネットワークを相互活用することにより、既存事業基盤の拡大や新たな情報プロセシング事業の創出、またこれら事業を通じたデータの利活用やデータ分析機能の強化により、TMNの情報プロセシング事業を拡大していくことを企図しています。
- *1:コンビニ収納代行とは、大手コンビニエンスストア等で提供されている、バーコード付き払込票(電話料金・電気料金などの公共料金支払い)の支払受付サービスのこと
- *2:「MMK収納窓口サービス」とはしんきん情報サービスとウェブスペースが提供する大手コンビニと同様の収納代行サービスです
本件に関するお問い合わせ:
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
経営戦略室 広報
https://www.tm-nets.com/contact/prir/