ニュースリリース

小売店のダイナミックプライシングに関する特許を譲受

AIで価格制御、値引きシール不要など小売店の作業軽減や収益向上に貢献

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(本社:東京都中央区、代表取締役:大高 敦、以下:TMN)は、商品の適切な価格をシステムが決定し、その時点の販売価格をスマートフォンによって顧客に伝える仕組みに関する特許権(特許番号: 特許第6896805号)を譲受しました。

ダイナミックプライシングイメージ

背景

TMNは、スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど1,000社を超えるさまざまな業態に対し、電子マネーやクレジット、QR/バーコード決済など41のキャッシュレス決済ブランドを接続する決済ゲートウェイサービスの提供と、決済ゲートウェイを基盤とする情報プロセシング事業の推進を展開しております。情報プロセシング事業は、クラウドPOSなどの店舗向けITソリューションやサービスを展開することにより、決済とマーケティングを融合させ、新たなサービスの創出や埋もれた需要の発掘を目指す新規事業です。
今般、クラウドPOSやモバイルPOSの事業化を推進するにあたり、販売システム、携帯端末、ストアコンピュータに関する特許を譲受いたしました。

特許の概要および効果

特許番号 特許第6896805号(特願2019-128843)
発明の名称 販売システム、携帯端末、ストアコンピュータ
登録日 2021年6月11日(2019年7月10日出願)
譲受日 2022年1月21日

概要

ダイナミックプライシングの最適設定・適用方法

  • 顧客のスマートフォンで商品のインストアバーコードをスキャンすると、即座にその時点の価格が表示される。
  • 価格情報はインストアバーコードには含まれず、ストアコンピュータがその商品の販売状況と販売期限、現在日時を比較して価格を調整し、スマートフォンに伝達する。
  • AIが店舗の目標や利益目標を達成できるよう、天候や競合店情報などの外部データも取り込みつつ適正な価格を算定する。

効果

〈店舗〉当日の販売状況に応じて、販売期限までにいつ、どの商品を、どの程度割引すると良いかAIが判断し、売上粗利を改善する。

  • 廃棄ロスの削減
  • 値下げシール貼付の作業負荷を解消
  • 製造時間ごとの販売状況の把握による、製造計画の改善

〈顧客〉自分のスマートフォンでバーコードをスキャンすることでその時点の商品価格を把握できる。

  • 買物の不満解消(店員の割引シールを貼る作業を待つ必要がなくなる)
  • 店舗に対する信頼醸成(シール貼り漏れ等による不公平感を持たれなくなる)

今後の目標

TMNは、本特許に基づくシステムを活用し、値引きシール貼付作業の削減やAIによる価格制御に加え、TMNの決済ゲートウェイサービスやクラウドPOSと連携させることにより店舗の収益力や付加価値向上に資する情報プロセシング事業の展開を目指しています。今後も、情報プロセシング事業の拡大に努め、消費者の利便性向上と店舗のDX推進に貢献してまいります。

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本件に関するお問い合わせ:

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
経営戦略室 広報
お問い合わせはこちら https://www.tm-nets.com/contact/